山王日枝神社


赤坂見附から溜池山王にかけての外堀通り沿いは、オフィス街や飲食店が立ち並ぶエリアです😊
「赤坂花柳界」という名が示す通り、赤坂は元々、花街として隆盛を極めていました。往時と比べて、花街もだいぶ縮小されてしまいましたが、「赤坂浅田」さんは今も暖簾を守り続ける創業140年の老舗料亭です✨

山王日枝神社

さて、本日の名所は、花街から見て、外堀通りの向かい側、「山王日枝神社」です⛩️
何と言っても、この山王日枝神社、東京で超超パワースポットです✨
由緒は、江戸開発のパイオニア・江戸氏が山王宮を祀ったことに始まるとのこと。さらに、室町時代の文明10年(1478)、太田道灌が江戸城を築城するにあたり、江戸鎮護の神として、川越山王社を勧請しました。
…まさに、長きに渡って江戸東京を見守り続けた神様なのです😃

そして、江戸時代…

徳川家康公が江戸に移封された際に、城内に遷座させたことから、江戸城の鎮守となりました。その後は、城郭拡大に伴い、何度かの御遷座を経て、現在の赤坂に鎮座することになりました。 …山王日枝神社といえば、やはり山王祭ですよね😊

名所江戸百景 糀町一丁目山王祭ねり込〈国立国会図書館蔵〉


江戸時代から続く、江戸東京の風物詩で、神田明神・神田祭と共に「天下祭」と称えられた大変由緒あるお祭りです✨
何でも、山車や御輿が江戸城内に入ることも許されていて、将軍の上覧もあったのだとか…😲
これは庶民が熱狂しないわけがないですよね😃
…いやはや、本当にありがたい神様です🙏

また、山王祭は神田祭、八幡祭(深川)と並んで「江戸三大祭」の一つとされています(諸説あり)😊
いずれも、現在も盛大に行われるお祭りですよね🙂
「御輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」と、江戸の人々はそれぞれのお祭り、こんな感じで表していたそうです。
山王様は、とにかく氏子の地域が広範囲だったみたいですね😅
本当に江戸に根付いていたお祭りなのだと思います😊

山王日枝神社

山王日枝神社境内は高台の上にあり、さすが「鎮守の社」といった赴きがあります✨
けっこう階段を上がるのですが、外堀通りからの参道であれば、エスカレーターがあるので、ご安心を…😅
さすが、「江戸城総鎮守」…このあたりの配慮、素晴らしいですね😃
エスカレーターの方の参道は女坂で、男坂(表参道)から上がるとなると、溜池山王側から境内に入ってみてくださいね😊
参道から社殿まで真っ直ぐに延びている感じも、また素晴らしいです✨

この日は山王日枝神社をお参りしたあと、「永田町黒澤」さんにてランチしました🥢(現在臨時休業中)
こちらの黒澤さんは、あの「黒澤明監督」の身内の方が経営されている名店…メニューは黒澤家の台所を切り盛りしていた黒澤和子さんのレシピとのこと😊
しかも、店構えは元々、料亭だった古民家を改装したもので、黒澤組の美術スタッフが内装を手掛けたのですから、驚きです❗️❗️😲 この日はせいろ蕎麦のコース料理をいただきました😃

とてもコシのあるお蕎麦で、つき出しもとても美味しかったです😋
山王日枝神社から、すぐ近くなので、お参りの際は、是非来店してみてくださいね😊

アクセス

山王日枝神社
東京メトロ千代田線「赤坂駅」徒歩3分
東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」徒歩3分

永田町黒澤
東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」5番出口より徒歩1分