素盞雄神社

南千住の天王様「素盞雄神社」は、延暦14年(795)創建の大変古い神社です😊
当社の開祖は「黒珍」という僧侶…当時、黒珍さんはこの近所に住んでいたようです。現在の素盞雄神社のあたりにあった塚の上に、それは珍しい奇岩がありました。

瑞光石

黒珍さんはこれを霊場として、日夜礼拝していると、塚の中の奇岩が突然光を放ち二人の神様が現れ…

「吾れは素盞雄神社・飛鳥大神なり。吾れを祀らば疫病を祓い福を増し、永く此の郷土を栄えしめん」

…と仰せになるではありませんか😲

さてさて、黒珍さんはこのお告げの通り、一祠を建てて素盞雄神社が創建されたと言います😃

以来、この界隈の鎮守として、長い間、多くの人びとに崇拝され、現在では荒川区内の中でも、最も広い氏子地域を持つ神社となりました😊

…ところで、江戸時代、素盞雄神社が鎮座する南千住は日光街道の宿場町として発展した場所でもありました。元々は奥州方面へ向かう街道は、浅草のあたりで、隅田川を渡ってスカイツリーの近くを通っていましたが、文禄3年(1594)、隅田川に千住大橋が架橋されると、川の南北に宿場町が新設されたと言います。

千住大橋

で、江戸時代、南千住はちょっとディ~プなスポットでした💦
そうです…宿内には「小塚原刑場」という処刑場が…
江戸で罪を犯した者が刑に処された場所と言われます😱
今はその罪人たちを供養する「首切り地蔵」が静かに処刑場があったことを今に伝えています。

首切り地蔵

…ということで、お話は素盞雄神社へ戻すとして☝️

素盞雄神社の御利益はやっぱり悪疫退散🙏
「スサノオ」の「スサ」には「荒・清浄」の意味を持っていて、荒々しい強い力で厄災を祓い清める神様ということを表しています✨

千住は宿場町ということで、色々な人びとが通ります💨
…中には病気を持っている人等もいたかもしれません。そこで、感染するリスクの高い宿場内では悪疫を祓う神様が篤く崇拝されたのかもしれないですね🤔

そんな悪疫退散の素盞雄神社…まさに今はコロナ禍から助けてほしいな…など思ってしまいます🙏

そして、素盞雄神社に行ったら、是非、足立市場にも行ってみてください😊
千住大橋を渡ってすぐなので、徒歩10分くらいで着きます。
私はこの日、市場内の「徳田屋食堂」さんで、美味しい海鮮丼をいただきました😋

徳田屋食堂 海鮮丼

アクセス

素盞雄神社
各線「南千住駅」より徒歩約10分
京成本線「千住大橋駅」より徒歩約10分