第三台場
東京オリンピックの開発著しい東京臨海地区。オリンピックは延期されてしまいましたが、これから、さらなる開発が進められていくと思われるエリアですね😊
その「振興開発地区」に静かに150年の時を紡いでいるのが、品川台場(第三台場)です。
江戸時代の後期、諸外国との交易を制限させていた日本近海に外国船が近づいてくるようになると、国内はいよいよ不安なムードに包まれていきます。 …そして、嘉永6年(1853)、ついにペリー艦隊が来航、幕府に開国を要求しました。
さあ、困ったのは、それまで一部の国としか国交を持っていなかった幕府…突然やってきたアメリカにてんてこ舞い😵 …さてさて、ペリーは「また来年」と言い残し日本を去りますが、これは江戸時代最大の国難と、幕末は、早速、江戸前の海域に砲台を築くという壮大なプロジェクトを計画します💦
でも、海の上に砲台を造るなんて…これは、かなり大それた工事です。それを実現させたのは、海防の達人・江川英龍さん。彼が中心となって、7基の砲台を造ってしまうのです😲(1基未完) …で、一年振りに日本にきたペリー艦隊。
何と江戸の目の前に要塞が設置されているではありませんか❓🤯
品川沖まできたペリーさんは、これはヤバいと、一旦引き返し、横浜で上陸することになります。
工期8ヶ月間という急ピッチで、大がかりな工事を成し遂げてしまったのですから、江川英龍さんの指導力はとてもスゴいですね😊
それには、桜名所・御殿山を切り崩したり、東海道を通行止めにしたりと、まさに国をあげての大工事って感じですよね💨
品川台場は、その後の開発により、第三台場と第六台場以外は消滅しました。現在、史跡として中に入れるのは第三台場です😊
お台場海浜公園からとても大きく見えるので、けっこう近いのかなと思ったところ、お台場ビーチを歩くこと、約15分💦
ちょっと良い運動になりました😅
この日はとても風が強い日だったのですが、台場内はすり鉢状になっていて、風を完全にシャットアウト。この中はとても守られているなという感じがしました🙂
そして、台場公園の中は砲台跡や火薬庫跡など、史跡も残っています😊
また台場公園は夕景が本当に綺麗な場所なんです🌇
このあたりは屋形船やクルーズなどでサンセットを楽しむスポットになっていますが、台場公園からでも海からの風景を楽しめます😃
…でも、暗くなると公園内は危ないので、懐中電灯は持っていてくださいね😅
お台場海浜公園はトライアスロン会場、お隣の潮風公園はビーチバレー等、台場公園周辺はオリンピック会場にも予定されております。
来年予定通り、オリンピックが開催されて、お台場周辺が盛り上がってほしいですね😃
アクセス
第三台場
ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」より徒歩約15分