日光街道 道中記④ 草加宿~草加松並木

2023年9月19日 草加

草加宿

宿内人口:3619人
宿内家数:723軒
本陣:1軒
脇本陣:1軒
旅籠:67軒
(南北十二町/約1.2km)

天保十四年(1843)日光道中宿村大概帳より

草加宿を歩く

藤城家住宅

草加駅を出て旧道に戻ると藤城家住宅が出てきます。
昭和初期の建造物で往時の商家の雰囲気を残しています。

大川本陣跡碑
大川本陣跡碑
清水本陣跡碑
清水本陣跡碑

草加宿の本陣は1軒あり、開宿から宝暦年間(1751~64)までは大川家が、宝暦年間以降は清水家が担いました。

明治天皇草加行在所跡碑

本陣跡碑の向かいには「明治天皇行在所」碑が立っています。明治9年(1876)奥羽巡行、明治14年(1881)東北・北海道巡行の際に、明治天皇は草加に宿泊されました。

東福寺 山門

東福寺は慶長11年(1606)草加宿を開宿した大川図書が創建。山門、鐘楼、本堂外陣欄間等は市指定文化財です。

河合曾良、松尾芭蕉像

河合曾良像
河合曾良像
松尾芭蕉像
松尾芭蕉像

草加宿の外れには河合曾良像、松尾芭蕉像が立っています。曾良が芭蕉を呼んでいるようです。

札場河岸公園碑

札場河岸は草加の荷上場で江戸への廻船の拠点となっていました。往時は数多くの荷物が行き交い大変賑わっていたといいます。

甚左衛門堰

甚左衛門堰はこの付近の水田の用水量を調節するため綾瀬川と伝右川との間に設置されました。名前の由来は野口甚左衛門により造られたことからその名が付いたと言います。

国指定名勝・草加松並木

草加松並木①
草加松並木②

国指定名勝「草加松並木」は寛永年間(1624~44)頃に植えられたと言います。南側は草加市神明の六丁目橋、北は旭町までの約1.5km。首都圏でこの規模の松並木は非常に貴重で草加宿散策のハイライトと言えます。

今日歩いたルート

草加~草加松並木

総距離約2.5km 歩行時間約45分